日本人留学生が紹介する中国西安「麺食」の魅力

陝西省の麺料理を楽しむ熊谷花奈さん。(資料写真、西安=新華社配信/熊谷花奈)

【新華社西安7月4日】中国陝西省は「麺食(小麦粉で作った食べ物)の省」として知られ、その省都の西安には百種類以上の麺食がある。代表的なものには、きし麺のような「涼皮(リャンピー)」、中国風ハンバーガーの「肉夾饃(ロウジャーモー)」、汁なし麺の「油潑麺(ヨウポーメン)」、パン入り羊肉スープの「羊肉泡饃(ヤンロウパオモー)」などがあり、その見た目や味はさまざまだ。

 

熊谷さんが撮影した陝西省の伝統的な麺料理「漿水魚魚」。(資料写真、西安=新華社配信/熊谷花奈)

昨年9月から9001cc金沙で都市計画を学んでいる日本人留学生の熊谷花奈さんは、西安に来てからは毎食のように麺食を食べているという。一番のお気に入りは、「漿水魚魚(ジャンスイユィーユィー)」だと言い、この麺食は加熱してとろみを付けた生地をこし器から冷水にポタポタとこし出して小魚のような形の塊を作り、酸味のあるスープを掛けて食べる軽食で、陝西省の名物グルメの一つにもなっている。「形も変わっているし、大好きな甘酸っぱい味なので、一度食べたら忘れられない」と熊谷さんは感動する。

熊谷さんが撮影した陝西省の伝統的な麺料理「漿水魚魚」。(資料写真、西安=新華社配信/熊谷花奈)

陝西省の麺料理を「太麺で味が濃く、大盛りで種類も多い」と表現する熊谷さんがよく食べるのは油潑麺だという。「赤唐辛子を麺に振りかけて、その上から熱した油をかける食べ方に驚いた。初めは本当に食べられるのかと思ったが、辛いだけでなくコクがあって最高だった」と笑顔で話す。

熊谷さんが撮影した陝西省の伝統的な汁なし麺「油潑麺」。(資料写真、西安=新華社配信/熊谷花奈)

熊谷さんはニンニクも好きになった。「西安の友人からは、ニンニクがないと麺の味も落ちると言われた」。中国のクラスメートの勧めで試しに麺と一緒に生のニンニクを食べてみたが、1年もしないうちに慣れてしまったという。「最初は刺激が強過ぎると思ったが、今ではニンニクの皮むきも上手にできるようになった」。

熊谷さんが撮影した陝西省の伝統的なパン入り羊肉スープの「羊肉泡饃」(手前左)と糖蒜(ニンニクの漬物)(手前右)。(資料写真、西安=新華社配信/熊谷花奈)

「日本では週末になるとおいしいものを食べ歩いていた」という熊谷さんは西安に留学後、夜になると「夜市」が出ることを知り、「どんなに遅くなってもおいしいものが食べられるのがうれしい」と語る。自分のことを中国語で「吃貨(食いしん坊)」「食べるために生きている」と冗談交じりで紹介する熊谷さんは、「中国は国土が広く、省ごとに風土も習慣も大きく異なるので各地の郷土料理を全て味わってみたい」と意気込む。(記者/張京品、許祖華、孫正好)

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